審判を始めたきっかけ 意外なところに

こんにちは。メルマウです。

今日は、僕が審判を始めるに至ったきっかけについて記していきたいと思います。


僕は元々、どこにでもいる野球少年でした。小学生の時は地元の学童野球チームに所属し、中学・高校そして現在とずっと軟式野球をやってきました。

僕が審判に興味を持ったきっかけは、中学3年生の数学の授業での先生の雑談でした。

担当は当時野球部の顧問になったばかりの人でした。たしかあれは大会直前の時期だったと思います。中学生の公式大会では、全軟連の審判員さんの他に出場校の顧問の先生方が持ち回りで審判を務めることになっていました(今もそうなのでしょうか?)。
そこでその先生は審判講習会に強制招集され、審判のあれこれを頭に叩き込んできたのだそうです。

先生「お手本見せてくれる審判の人がね、『膝!膝!』って言ってて、何かと思ったよ。そしたらね、“He is out”だったんだ。『彼はアウトです』っていうらしくてね(笑)。」

って、そんなことは審判をやっている今では当たり前すぎますが、当時英語が最も得意だった僕は、

「へぇぇ~!めっちゃおもろしろいじゃん!!wwwwwwwww」
ってなりました。(あぁ、あの頃の貪欲さを思い出したい…)

そして話題はもうひとつ。
先生「でね、足が離れてセーフになるときは"Off the bag"って言うんだってさ。"off"が『離れる』で、"bag"が『ベース』のことらしいよ。」

僕「はw何それww “off”にそんな意味あるのかよwww」※あります
といった感じでした。

それが、僕が最初に審判に興味を持ったきっかけです。
それ以来、僕は自分で「野球用語」について調べるようになり、それがだんだんとルールへの執着や審判のフォーメーション・ジェスチャーの意味への興味に変わっていくのでした。

本当にこの情報化の時代に生まれてきて良かったと思います。自分でそのあたりの知識を得られるようでなければ、僕の興味はただの興味で終わっていたでしょう。
そして知識ばかりをたくさん付けた僕は、大学進学を機に審判員としての活動を開始するのでした。


あの時の先生のように、最初はあまり乗り気でない場合もあるとは思います。でも何かしらの形で、審判という「もう一つのチーム」に興味を持ってくれる人が増えるといいですね。このブログも、それに寄与できるような存在にしていきたいです。

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