「特別規則」を考える より的確な試合運営のために

こんにちは、メルマウです。

今回は、野球で「特別規則」を制定する意義について考えていきたいと思います。

野球のルールの大元は、言うまでもなく「公認野球規則」です。
ですが、各カテゴリーに応じた「特別規則」なるものが制定されています。
また、大会ごとに制定される「大会特別規則」や、試合ごとに制定される「試合規定」「グラウンドルール」もあります。

大元の「公認野球規則」も含め、これらのルールはみな野球をより面白くするために作られ、制定されているものです。特に「特別規則」は、そのカテゴリーで野球を楽しむ人が的確に試合を実施できるよう、考えられています。

僕はメインの審判活動が大人の軟式野球なのですが、そこでは純粋に“野球を楽しみたい”という人が多くいます。中には最近行われたルール改正について、全く知らない人もいます。そういった方々に、「選手全員ユニフォームを統一させないと試合を認めない」「イニング中はキャッチボール禁止」といったり、「準備投球中のキャッチャーのマスク」や「ランナーコーチのヘルメット」を強制したりというのは、必要ないかなと思います。

ですが、「公式戦」という名の付く試合においては、当然ながら定められていることは守っていただかなくてはいけませんし、審判員も厳格にそれを適用しなくてはなりません

全軟連でも、今年からイニング中のファールゾーンでのキャッチボールについては規定ができたようです。でも日本の野球場では、ファールゾーンにブルペンがあることが多く、アマチュア野球ではこのあたりの適用で連盟ごとに異なるので、審判員は注意しなくてはなりません。
高校野球や社会人野球は、大会における規則をインターネットで公開されておりますので、ぜひご覧になってみてください。


今回はこのあたりにして、今後ともルール関係については書いていきたいと思います。

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