審判講習会の在り方 レベル別に内容の工夫を

こんにちは、メルマウです。

今回は審判講習会の在り方について記していきたいと思います。


公認審判員であれば誰もが一度は受講する審判講習会。BFJ公認の審判員資格を得るためにはまず受講しなくてはいけません。

ただ、それはあくまでも公認審判員のための講習会です。今回考えたいのは、初心者向けの、いわゆる「お父さん審判」「学生審判」のための講習会について考えたいと思います。

学童野球や学生野球では、お互いに持ちまわりで審判をするため、毎シーズンが始まる前などに親御さん向け・学生向けの審判講習会を実施しているところが多くあります。

その場合の受講者は、審判のいろはの「い」も分からない、初心者が多いであろうと思います。なので、そうした講習会で我々公認審判員に求められるレベルの講習を実施しても、おそらく8割以上の内容が右から左に流れていくでしょう。

ですから、そういった方々にはまず「審判への興味」や「予備知識」を持ってもらうことから始めていく必要があると思います。そのうえで、最初はとにかく基本・基本・基本
そのためには、昨日投稿したインターネット上の動画などを活用したり、実際に試合を審判に注目して観てもらったりするなど、いきなり講習参加としないなども1つの手ではないかと思います。

またルールやフォーメーションに関しても、難解なルールやイリーガルなフォーメーションのすべてを詰め込もうとしたって、吸収してくれるのはごくわずかでしょう。
ですから、僕ら公認審判員が「特に変なことはなかったな」と思えるレベルの試合で起こりうる、発生確率の高いことだけ抑えてもらうようにしたらいいと思います。


「審判員」は、一朝一夕では成り得ません。まずは「きっかけ」を作るところから始めていく必要があります。

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